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紫堂 圭斗

Author:紫堂 圭斗
少しずつ更新やら日記やら増やしていく予定。

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幻想入り停止中(202番目)。

エレメンタルガイストとアーマードコア、あとは友人の為の小説とか色々書いてます(現在更新停止中)。
あとは趣味レベルの絵とか(最近は主にこちらがメイン)。

初めての方はまず『Infomation』をご覧ください。

後、私が怪しいと判断したコメントは容赦なく消させていただきます。

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エレメンタルガイスト聖王国編第1話「崩壊の序曲」/1(ミア・ナイツ)

最後のナツフが鮮やかな青と銀で彩られた聖騎士団仕様のジャベリンによる槍の一撃で胴体を貫かれて爆散する。
辺りには同型のジャベリンが5機立ち尽くしており、それ以外のEGは全て撃破され黒い煙を上げていた。

『もうこれで4箇所目になりますね。いくら叩いてもきりがないですよ騎士長』

もううんざりだと言いたげなショーンの愚痴にミアも内心では同感だった。
武装集団ゼピュロスによるフレイムノヴァ事件が起こってから数ヶ月、今ではゼピュロスの他にノトス、エウロス、ボレアスと武装集団が4つに増えて各地で大小様々な規模のゲリラ戦闘を仕掛けてきていた。
聖王国はこれらの対応に追われて完全に余裕がなくなっている。聖教会はあの事件以来教会施設の防衛に徹している為、国内の治安維持には全く参加していない。
おかげで本来なら滅多に動くことのない聖騎士団が小隊を編成して各地に派遣されることとなった。
ちなみに4箇所目を鎮圧し終えたミア・ナイツが一番出動率が高かった。

『そう愚痴るなよショーン、聖王国の秩序を守ることは俺達聖騎士の使命だろ?』
『だけどこう敵があちこちから現れるとあたし達でも限界ありますよぉ!』

ミアの代わりにマックスが宥めようとすると今度はイルミナが愚痴をこぼす。
ため息ひとつついてマックスがイルミナも宥めていると、今度はミリュウが通信を入れてきた。

『私もイルちゃんに同意ですね。これだともぐら叩きしてるみたいで根本的な解決にならないですよ』
「うん、私もそう思ってはいるんだ。だけど敵は規模が大きい上に本拠を巧妙に隠していて未だに発見できてない」

これでは動きようがないと付け加える。
ゼピュロスに限らず他の3組織もただの武装集団とは思えないほど高度な情報戦で本拠地や総戦力などを隠蔽している。

「やはり団長が言っていた通りかなり力のある人物が支援してるのだろうな…」
『ですねぇ…ん?ミア、すぐ近くの基地から救援の信号確認しましたよ』
「わかった。連戦で疲れているとは思うけど皆もう少しだけ頑張って!」

ミアが指示を出すと4人から同時に了解、と通信が返ってきた。
そして5機のジャベリンが襲撃を受けている自軍の基地へと飛び立った。


――――――

ミア達が基地に到着した時には守備隊のほとんどがゼピュロスのEG部隊に撃破されている状態だった。
残っているのは現地守備隊長のスピアとダーガが2機、あとは歩兵と騎士のみであった。
対して敵はカスタムタイプのEGが2機と武装が強化されたダーガが10機に戦闘車両がいくつかである。どうやらカスタムタイプの2機に守備隊のほとんどがやられたらしい。
やってきたジャベリンに気づいたのか守備隊長から通信が入る。

『おお、まさしく聖騎士団のジャベリン。間に合ったか!』

守備隊長の声には安堵が含まれていた。
しかし戦闘は今も続いているので即座に返事を返す。

「こちら聖王国軍聖騎士団小隊”ミア・ナイツ”。これより戦闘を開始する」
『申し訳ないのですが我々ではあの2機には対抗できません。できれば聖騎士様方で何とかしていただけるとありがたい』

了解、と返して通信を切るとミア・ナイツのジャベリンは目の前にいるダーガに攻撃を開始した。
そして各自1機ずつ撃破した時カスタムタイプの2機がミア機とミリュウ機の方を向いた。

『フィネガン、どうやら雑魚ばかりではないらしいな』
『ああ、あれは聖騎士団仕様のジャベリンだ。侮ると痛い目にあうぞ』

フィネガンという名前ははっきりと覚えている。
現在聖王国内で最も規模の大きい武装集団ゼピュロスのリーダーであり、それ以前は”マーセナリィロード”の称号を持つ最強の傭兵の一人だった人物だ。
彼の機体は釣鐘の様な下半身のユニットにハリネズミの如く大量に搭載されたミサイルユニットと両手に高出力のマナレーザーキャノンが装備されており、一目見ただけでそれが高火力型だとわかった。

『よし、俺が他の4機を相手にする。アクセルはあの隊長機と思われる奴を頼むぞ。報酬分くらいはきっちり働け』
『言われなくても弱体化した騎士ばかり相手で正直詰まらなかった所だ。楽しませてもらうぜ!』

背中に大きな翼を装備したカスタムEGがミアのジャベリンに迫ってくる。
振り下ろされた剣と槍がぶつかり合い火花を散らした。
そのまま何度か打ち合っていると相手から通信が入ってきた。

『なかなかやるじゃないか。俺は”マーセナリィロード”のアクセル・バーミリオン。お前の名は?』
「私は聖王国軍聖騎士団所属の聖騎士ミア・クローヴィルだ。テロリストに雇われるなど…」
『テロリスト?ああ、確かにやってることはそうだろうがお前らよりはましだろうさ』

何も知らない世間知らずの貴族様がと言いたげなアクセルの言い分にミアは怒りを感じた。
しかしさすがに”マーセナリィロード”を名乗るだけのことはあり聖騎士団でもエース級のミアと互角の戦闘を繰り広げている。
互いの斬撃が、突撃が、銃撃が交差し徐々に機体にダメージが蓄積されていく。
一瞬の隙をついてカスタムEGの斬撃がジャベリンのマナマシンガンを切り裂いた。
遠距離攻撃の手段を失ったミアは何とか接近戦に持ち込もうとするがアクセルは巧みに間合いを取りつつライフルを連射してくる。

『他の連中よりは楽しめたがやっぱお前も弱体化した騎士の一人ってことか。そろそろやられてしまえよ!』

ライフルの一斉射とともにカスタムEGが剣を前に構えて突撃してくる。
普通ならこのタイミングでの突撃は回避することは不可能のはずだった。
仕留めたと確信したアクセルは突如目の前からジャベリンが消えたことに混乱した。

『な…今のタイミングは絶対避けれないはずだ。どこに消えた!?』

次の瞬間ジャベリンがカスタムEGの真後ろに出現し、カスタムEGの腕を槍が貫いた。
世界でも使える者がごく少数とされる瞬間座標転移魔法『ゼロシフト』。
ミアはこの魔法を使える数少ない人物だったのだ。

「まさかこれを使うことになるとは思わなかった…強い」
『やってくれるぜ、そんな隠し玉を持ってたとはな。さぁ、とことんまでやろうじゃないか!』

本気で戦える相手に巡り会えた事が嬉しいのか劣勢にもかかわらずアクセルの口調はどこか楽しそうだった。
そして再び両機が刃を交えようとした時両機の間に赤い閃光が通過した。
下にいるデスロードからの砲撃だった。

『こちらの目的は完了した。もう良いぞ』
『おいマテや。せっかくの強敵なのにもう撤退かよ?』
『我々の目的は基地の殲滅ではない。もうここにいる理由はないのだからこれ以上戦うのは無駄だ。死にたいなら残るがいい』

フィネガンの淡々とした返事に舌打ちで返すとアクセルはミアのほうを向いた。

『お前の名前、覚えておくぞ。決着は必ずつけるからな!』
「逃がすつもりなどないぞアクセル!フィネガン!」

5機のジャベリンが一斉に突撃をかけようとした時デスロードの背中のミサイルが大量にばら撒かれて迫ってきた。
ミア達がミサイルを迎撃したときにはフィネガン達は撤退を終えてその場から消えていた。

「せっかくのチャンスだったのに逃がしてしまった…」
『まぁまぁ今回が駄目でも次回がありますよ。それに基地は守れたのですから良しとしましょう』

気持ちが沈みそうだったミアをミリュウは優しく励ました。
そして守備隊との事後処理を終えるとミア・ナイツはそのまま聖王都へと帰還した。
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コメント

お、アクセルで登場?なんですか。キャラ化アリガトゥ
('д人)

ゼロシフトキターーー

初登場で決めてくれて感激デス


ミアとミリュウキタY⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒Y!!!
わたしはスパイですな(笑
( ゚∀゚)o彡゜スッパイスッパイ
今後この人間模様がどのように変化していくのか……ドキドキしながら続編をお待ちしていますよっ(*^ー゚)b

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