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紫堂 圭斗

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少しずつ更新やら日記やら増やしていく予定。

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幻想入り停止中(202番目)。

エレメンタルガイストとアーマードコア、あとは友人の為の小説とか色々書いてます(現在更新停止中)。
あとは趣味レベルの絵とか(最近は主にこちらがメイン)。

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エレメンタルガイスト聖王国編第2話「復讐者」/1(回想~フレイムノヴァ事件~)

現時点から遡る事数ヶ月前―

当時新たに発見された古代文明の遺跡から高純度の火属性マナエネルギー体が発掘された。
この発見は新たなエネルギー資源としてもEG動力源の更なる高性能化としても注目されるほど多くの可能性を秘めたものであった。

そして、マナエネルギー体の研究が進められる中、聖王国と聖教会が共同で運営する神堂都市ロックスベルで、マナエネルギー体を使用した初のエネルギー供給テストが実施された。
このテストによって更なる繁栄がもたらされると聖王国中の民や王家、そして教会関係者は疑うことはなかった。

そしてそれから数時間後にロックベルは聖王国の地図上から消滅した。
この事件は後にフレイムノヴァ事件と呼ばれ、聖王国最大の災害として知られることになる―


――――――

あの時のことは今でも忘れることはできない。
誰もが実験の成功を疑うことなく、その先に待っている繁栄を信じていた。
当時聖騎士団の一員として実験施設の警備をしていた私も皆と同じように実験の成功を信じ、仲間と共に施設を守っていた。

私の名はガイア・ヴァールハイト。
元聖王国聖騎士で今は武装集団ノトスを率いるリーダーだ。
作戦の前に少し語るとしよう…あの惨劇の真相を。

その時私は、親友のラファイエと恋人のシェールと共に小隊を組んで施設の警備をしていた。
武装集団が実験の阻止を狙っているということだったので防衛の為に配備された戦力は聖騎士団の小隊3つを含む計20の騎士小隊とロックベル駐屯部隊とやや過剰とも呼べる数であった。

『それにしてもちょっと物々しすぎるよなぁ。いくら新エネルギーの稼動実験だからってわざわざ聖騎士まで配置するほどのことか?』
『仕方ないよ。実際に使うのは今回が初めてだし襲撃予告も着てたんでしょ?』

退屈そうなラファイエをシェールが呆れ半分で宥める。
実際私達のいる最終防衛エリアの前には現地部隊で2陣、派遣された下部騎士団で3陣とここに到達するまでにかなりの戦力を相手にしなければならない。
普通に考えたら私達聖騎士の出番はない。

「まぁまぁ二人とも、予定ではそろそろ起動する時間だし何事もなく終わって皆幸せでいられるさ」
『そりゃお前さんはそうだろう?明日は結婚式だもんなぁ…はぁ、俺も彼女ほしいよ』
『ラファイエにもそのうちいい相手が見つかるよ。だから拗ねない拗ねない』

私達以外の聖騎士も小隊の中でそれぞれ談笑を楽しんでいるようだ。
そして起動実験が始まろうとしたその時だった。
突然の警報と共に現地守備隊が武装集団に突破されたという通信が入ってきた。

『おいおい、いくらなんでも突破されるの早すぎるだろうが?!オペレータ、誰が襲っててきたんだ?』
『どうやらゼピュロスらしいです。先頭にカスタムEG”デスロード”を確認したそうなのでほぼ間違いないかと』

その名を聞いたとき余裕だった私たちは戦慄した。
”デスロード”は当時の傭兵の間では最強と噂されるマーセナリィロードの一人、フィネガンが操るEGである。
その実力は聖騎士に匹敵するといわれ、今も現地守備隊はおろか下部騎士団の一角すら彼一人に殲滅されたようだ。

「ならこれ以上の進撃をさせない為にも私達が先行して”デスロード”を止めます。他の部隊には持ち場を徹底死守するように伝えてください」

私は他の者達では歯が立たないと判断して、二人と共に”デスロード”の元へと発進した。

――――――

私達が到着した時にはすでに配備された防衛陣のうちすでに4つを突破された状態だった。
どうやら敵は戦力を一点に集中しての短期突破を狙っているようだ。
ゲリラの”ソード”と騎士団の”スピア”が戦闘を繰り広げている中、私達は”デスロード”との戦闘に入った。
敵機から降り注ぐ大量のミサイルの雨を潜り抜け、私は単独で”デスロード”と組み合いになった。
その時だ。
相手から通信が入ってきたのは。

『お前、聖騎士だな?なぜ我々の邪魔をするのだ?』
「決まっている!この実験を守るためだ!」

私と”デスロード”は組合の状態のまま動けなかった。
ラファイエとシェールの”ジャベリン”は今もデスロードから発射されるミサイルの迎撃に手一杯で私の援護ができないようだった。
そのままフィネガンの通信が続く。

『成功する見込みもないモノを強行しているというのにお前達はそれを止めもせずのうのうと守っていたのか?』
「馬鹿な?!そんなことが―」

あるはずがないと続けようとしてフィネガンがそれを止める。
そして自分で傍受したのであろう。録音した会話を俺達に流した。

『そんな…まだ理論上の話で正確なデータさえ出ていないというのにこの状態で起動実験を行うというのですか?!』
『そうだ。聖王家も我等教会の重鎮もフレイムノヴァの実験を心待ちにしている。それに起動実験の日取りはもう決まっている…今更中止に等できん』
『おやめください!もし失敗したらどれほどの被害になるかわからないのですよ?!』
『心配は要らぬさ。もし失敗したとしてもその時はゲリラの責任にしてしまえばいい。お前達はまた変わらず研究ができるのだぞ?』

あとの会話は頭に入らなかった。
なんだこれは?
お触れでは実験は必ず成功するといわれていた。その為の詳細なデータや施設の情報も公開されている。
その全てが偽りだったのか?
私の頭は一瞬真っ白になって何も考えられなかった。

『…言ったはずだ。この実験は成功する保証がない。起動前に止めなければ…む』

淡々と話していたフィネガンの声色がはっきりと変わった。
同時に計器がはるか後方でありえない数値の熱量をはじき出した。

「まさか…」
『遅かったか…もうこうなっては止めるすべはない。お前達も早く離脱しろ。死ぬぞ』

組み合いをやめた”デスロード”が全機撤退と告げて味方と共に都市を離れる。
呆然としていた私をラファイエとシェールが叱咤した。

『ボーっとするなガイア!この数字は異常すぎる!』
『早く脱出しないと私たちまでどうなるか!?』

すぐに我に返った私は二人と共に全力で都市を離れた。
それと同時に施設から朱金色の炎が膨れ上がり、ロックベルを丸々飲み込んで燃え上がった。
生き残ったのはフィネガンが率いていたゲリラ部隊とそのそばにいた私達、そして異常に気づいた聖騎士の仲間や騎士団の者たちがごく少数だった。
このときばかりは敵だの味方だの言ってられる状態ではなかった。
大半の敵味方と住民が暴走したフレイムノヴァに飲み込まれて灰となった。
今はただ自分達の無事を喜びあうだけである。
しかし、天はそれを許してはくれなかった。少し離れていたところにいた”ソード”と”スピア”が何かの攻撃を受けて爆散したのである。
私はフィネガンのほうを見たがどうやら彼らの仕業ではないらしく、彼らも突然の事態に戸惑っていた。
それと同時に私達の周りには見慣れない漆黒のEGが多数現れ、取り囲んでいた。

『…まさか生き残りがいたとは思わなかった。あの実験が失敗したときに全員灰になる予定だったんだが』
『エクスキューショナー…』

不明機を見たフィネガンが舌打ちをした。
エクスキューショナー。
その名は聖王国でも聖騎士以上のものしか知らない聖教会が抱える異端殲滅部隊である。

「助けに来てくれたという雰囲気ではないですね…なぜこんなことを」
『あれだけ大々的に発表した以上今更中止になどできない。それに我ら教会としてはエネルギーとしてのアレよりも兵器としてのアレの力が見たかったのでね。おかげでいいデータが取れた』

人の命を駒程度にしか思っていない冷たい言葉だった。

『だが、どんな形であれアレを見て生き残った者を生かして返すわけには行かない。自身の不幸を呪いながら天へと召されるがいい』

敵のこの言葉を最後に先端が開かれた。
激しい戦闘の末生き残ることができたのは私とフィネガン、そして数名の騎士だけであった。
ラファイエは敵のリーダーと刺し違えて、シェールは私を庇ってそれぞれ死んでしまった。
この事件で私はかけがえのない友と恋人を失った。その後この事件はゼピュロスによるテロと報道され、生き残った私達はテロリストの汚名を着せられて追われる身となった。

もう、聖王国も聖教会も腐りきっていた。
逃げることしかできなかった私にある人物は手を差し伸べて力を貸してくれた。
この時から私の復讐は続いている。
聖王国と聖教会を倒し、友と恋人の敵を討って真の秩序が取り戻されるまで―
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コメント

コレは伝説の『この仕事が終わったら、彼女と結婚するんだ……』とロケットの中に入った恋人の写真を見ながら言ったキャラに立つという死亡フラグッ……!
イヤ、死んではいないですが(笑

それにしても、物語の背景にあったのはこういう事件だったのですね。
これに各キャラがどう絡んでくるか……。
楽しみにしながら続きを待っていますよっ。

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