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紫堂 圭斗

Author:紫堂 圭斗
少しずつ更新やら日記やら増やしていく予定。

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幻想入り停止中(202番目)。

エレメンタルガイストとアーマードコア、あとは友人の為の小説とか色々書いてます(現在更新停止中)。
あとは趣味レベルの絵とか(最近は主にこちらがメイン)。

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エレメンタルガイスト聖王国編第2話「復讐者」/2(イクセリオ基地攻防戦)

―予告状―

我々は2週間後の正午に聖王国軍イクセリオ基地に対して攻撃を仕掛けるものである。
なお、我々は騎士としての誇りにかけてこの予告を裏切るような行動は一切とらないことを誓う。

王として、そして騎士としての誇りを失った今の聖王国を打倒し、真の秩序と平和をもたらす為、今はかつての同胞とも剣を交えよう。
もしも、まだ騎士としての誇りが残っているなら正々堂々とした戦いを我らは望む。

―聖王国解放軍ノトス―


この攻撃予告状が送られてきたのがちょうど2週間前。
そして今、イクセリオ基地にて同じ理想を抱きながらも反目しあう騎士同士の戦いが切って落とされた。


――――――
相手はかつて聖王国軍に所属する騎士の軍団。
使用するEGもまた聖王国軍が主力とする”スピア”や”ジャベリン”がほとんどであった。
正規軍と違うのは全機白とオレンジ色でカラーリングされていることと施されている聖王国の紋章にそれを否定するかのような漆黒の斜線が入れられていることである。
対して正規軍の構成は基地の守備隊が使用する隊長機の”スピア”と一般機の”ソード”、そして新たに援軍として派遣されたミア・ナイツの”ジャベリン”5機であった。
両者は互いに退くことなく勇敢に戦い合い、一進一退の攻防が繰り広げられていた。
そんな中ミア・ナイツの一角だけは他よりも優勢であったのだが、ノトスのカスタムEGと”ジャベリン”数機が立ちはだかってからはこちらでも膠着状態が続いていた。

『その機体、その紋章、聖騎士団の者達だな?』
「そうだ。我らは聖騎士団小隊ミア・ナイツ。そして私は騎士長のミア・クローヴィルだ!」
『なるほど…クローヴィルの…。ならば相手にとって不足無し!私はノトスのリーダー、ガイア・ヴァールハイト。フレイムノヴァ事件で無念にも散った仲間達の為にも倒させてもらうぞ!』

ミアはその名前に聞き覚えがあった。
それは彼が口にしたフレイムノヴァ事件でテロリストに加担し追われる身となった元聖騎士である。

「フレイムノヴァでテロリストに加担した聖騎士の恥が何を!」
『聖王家と聖教会はそう捏造したのか。真実を知らないというのはさぞ幸せなことだな?!
ならば私がこのような組織を興した理由を教えてあげよう。それは、あのフレイムノヴァ事件が聖王家と聖教会の画策した兵器実験によって引き起こされたことだからだ。
そして生き残った私達は情報漏洩を恐れた彼らによって犯罪者に仕立て上げられたというわけだ…』

この事実はミアだけでなく通信を開いていたミリュウ達や守備隊にも衝撃を与えた。
中には嘘だと叫ぶ者もいたがガイアの言葉には悲しみと憎しみが深く込められているのがよくわかった。

『私はその事件で親友と婚約者を殺された。彼女らの為にも今の聖王国は変えなければならない!』
「ならばこんなことをせずとも他の方法があったのではないか?なぜ反乱など」

平行線を辿るミアとガイアの討論の中、互いの攻撃は激しさを増してゆく。
長い膠着を破ったのはミアの一撃だった。
ミアの繰り出した槍の一撃がガイアの”クライスト”の左腕を切り落とし、同時にマナマシンガンも切り裂いて爆破する。
そしてミアの突撃が”クライスト”に迫った時だった。
両者の間を収束したマナレーザーが通過し、ミアは追撃のチャンスを失った。

「今の攻撃いったいどこから…」

マナレーザーが飛んできた方向を見ると見慣れないEGと”スピア”が1機飛んでいた。
その”スピア”はミア達の”ジャベリン”と同じ青と銀のカラーにノトスと同じく紋章には漆黒の斜線が引かれていた。
だが、その紋章は聖王国のものではなくクローヴィル家の家紋であった。
なぜ、と呟く前にその”スピア”のパイロットから答えが明かされた。

『ついに見つけた!憎きクローヴィルの連中が!』

それは”スピア”とは思えない機動力でミアの”ジャベリン”に衝突し、互いに槍を交えあう。
援護に向かおうとしたミリュウ達には一緒にいた見慣れないEGが立ちふさがった。

『これはあの子達の問題だから部外者は手を出さないように。どうしてもというなら私が相手になるわ』
『貴女は何者ですか?そしてその機体…』
『私の名はネクスト。そしてこの機体は”スレイプニール”。性能はその身で知ると良いわ』

なんだったら4機同時にかかってきても良いわよ、と挑発までしてきた。
1対1の決闘が騎士の誇りである為これはかなりの屈辱であった。
頭にきたショーンは仲間の静止も聞かず”スレイプニール”に突撃した。
が、次の瞬間見えたものはブースターと両足を斬られ、地上に落下するショーンの”ジャベリン”の姿だった。
この瞬間、ミリュウの思考はすぐに切り替わった。

『マックス君、イルちゃん、聖歌を使用します。同時に攻撃して!』
『しかしそれでは多勢ですよ?!』
『あのEGは普通じゃない。騎士道に拘ってたら私達もショーン君の二の舞になる!』

普段のミリュウからはありえない必死な言動に二人は即座に従った。
そしてミリュウの”ジャベリン”からきれいな歌声と共に光の粒子が展開されて残りの”ジャベリン”を包み込む。
ミリュウの魔法『戦の聖歌』である。これによって加護を受けたEGは通常よりも性能が向上し、武器の威力も上がるようになる。
光を纏って疾駆する2機の”ジャベリン”が”スレイプニール”に同時攻撃を仕掛けた。
しかし2機の攻撃は空しく空を切り、”スレイプニール”は二人をあざ笑うかのようにいつの間にか背後に回っていた。

『こいつもゼロシフトがつかえるのか?!』
『いいえ、私にそういう才能はないわ。これは全てこの子の力…見えなかったでしょう?』

そのまま目にも止まらぬ速さで二人の”ジャベリン”もショーンと同じ運命を辿った。
残されたミリュウ機に”スレイプニール”が迫ってきた。

『貴女の判断はすばらしい。騎士って傲慢な人が多いけど貴女みたいな人は嫌いじゃないわ』
『それはどうも…!もしかして貴女のEG…』
『ええ、もう気付いてるだろうし特別に貴女だけに教えてあげる。この”スレイプニール”は純古代遺産製EG。貴方達のまがい物とは違う』

直接回線でミリュウにだけ聞こえるように、ネクストはさらりと衝撃的なことを教えた。

――――――

一方その頃。
ミアの”ジャベリン”は相手の”スピア”と互角に戦っていた。
普通に考えれば”スピア”相手に互角というのは奇妙な話である。

『私は許さない。私の存在を抹消したあのクローヴィルを!』

”スピア”のパイロットは宿敵を目の前にして敵意むき出しで攻撃を繰り出してくる。
ミアはその攻撃を盾で受け止め、槍で流しつつ反撃した。

「存在?抹消?いったい何の話を」
『さすがに知らないか。なら自己紹介しないとね。私はノエル。あんたと一緒に生まれたけど私の存在をよく思わなかった現クローヴィル公が私を『無かった』ことにした』
「そんな馬鹿な?!父に限ってそんなことをする筈が無い!」
『ならこの戦いの後にでも聞けばいい。どうせ死ぬんだから無理だと思うけど』

ミアにはノエルの話が信じられなかったがノエルのあの激情に任せた言葉と態度に偽りは無かった。どうやら本気で憎んでいるらしい。

(ならば早く決着をつけて真実を突き止めるだけ)

ミアはわざと攻撃を受けてバランスを崩しているように見せかけた。
案の定ノエルはそれをチャンスと見て止めを刺すべく突撃を仕掛けてきた。
しかしそれこそミアが待ち望んだ必勝の策でもあった。

「残念だけど死ぬのは貴女よ!」

”スピア”の槍が”ジャベリン”を貫いたと思われた瞬間”ジャベリン”は”スピア”の真後ろに現れた。
ミアの特殊魔法『ゼロシフト』である。
そしてミアの一撃がそのまま”スピア”を貫いて決着がつく―筈だった。
だが、今度は”スピア”がその場から消えて”ジャベリン”の真後ろに再び姿を現したのだ。
それは紛れも無く『ゼロシフト』による空間座標の瞬間転移現象であった。

「な…なぜ」
『ゼロシフトは何もあんたの専売特許じゃない。同じ血を引いてるんだから私だって使えても不思議じゃないでしょう?』

お返しといわんばかりの”スピア”の一撃が背後に迫ってきた。
ゼロシフトは見える範囲なら空間を完全に超越できるがEG全体を連続で転移させるのは不可能だった。
すでにミアには回避する手段が無くこのまま終わるかと思われた。
が、”スピア”の一撃は途中で止まってしまった。見れば”スピア”のあちこちから火花が飛び散り、その場に浮遊するのでさえ精一杯といった有様だった。

『くそっ!たった1回でこんな…こんな!』
『やはり”スピア”では1回も耐えきれないか。ノエル、その機体を放棄して。撤退する』

でも!というノエルの反論はやんわりとネクストに止められ、”スレイプニール”が”スピア”からノエルを回収した。
ミアがミリュウのほうを見ると、ミリュウの”ジャベリン”は飛行ができるもののところどころにダメージを負っていてこれ以上の戦闘継続は難しいように見えた。

『さて…これだけ時間を稼げばノトスの目的も達成できたでしょう。もうここに用は無い。ミア・ナイツの皆さん、この先生き残れたならまた会いましょう』

その直後、ガイアの合図で敵機は全て退却していった。
イクセリオ基地そのものは守りきることができた。
しかし、基地内に秘匿されていたフレイムノヴァ関連のデータは残らず奪い取られていた。
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コメント

遂に相見えたという感じですな。
さてさて、此処からミアやミリュウはどう動くのか……?
ガイアやノエル達、どちらも一筋縄ではいかなそうな相手ですが、ガンバレガンバレ!

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