プロフィール

紫堂 圭斗

Author:紫堂 圭斗
少しずつ更新やら日記やら増やしていく予定。

現在のハマリ
『東方プロジェクト』


幻想入り停止中(202番目)。

エレメンタルガイストとアーマードコア、あとは友人の為の小説とか色々書いてます(現在更新停止中)。
あとは趣味レベルの絵とか(最近は主にこちらがメイン)。

初めての方はまず『Infomation』をご覧ください。

後、私が怪しいと判断したコメントは容赦なく消させていただきます。

8/5更新
とりあえずの日記

Pixivはこちら
mixiはこちら

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

ユグドラ・スラッシュ

ナイツ・イン・ザ・ナイトメア

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

エレメンタルガイスト聖王国編第2話「復讐者」/3(武装連合『四方の風』)

武装集団ゼピュロスの地下本拠地。
その一室にリーダーのフィネガンを筆頭に名だたるメンバーが顔を揃えていた。
ノトスのリーダーであるガイア・ヴァールハイト、エウロスのリーダーであるズィーガー、ボレアスのリーダーであるディーネ・ボランジェ、そしてマーセナリィロードの一人である風のアクセル・バーミリオンと人(仁)のメルティ・キャッツ。
他にも近年になってその頭角を現し始めている傭兵が数名アクセル達の後ろにいた。

「さて、今回諸君に集まってもらったのは他でもない。我がゼピュロスが計画している最終作戦についてだ」

その最終作戦とはフレイムノヴァを搭載した超大型遠距離砲”メギド”を建造し、聖王都と聖教会の総本山を直接叩くというものだ。
現在はその下準備のために聖王国内の各施設に秘匿されているフレイムノヴァ関連のデータや資料を徹底的に回収していた。

「諸君らの働きによってデータや資料に関してはもう十分なほど揃い、ミールの援助によって装置の建造とテストも始まっている。しかし、フレイムノヴァそのものは古代魔導遺産ということもあり我々の手で作り出すことは不可能だ。よって、ミールから提供された情報を元に聖教会から奪取することに決めた」

全員がその決定に息を呑む。
フレイムノヴァが保管されてる場所は聖教会管理区の中でももっとも厳重とされている神殿バジリカの最奥部である。
普通に考えたら無謀ともいえる作戦である。
しかし、フィネガンは不敵な笑みを浮かべるとメルティのほうを見た。
その視線の意味を理解して、メルティが口を開いた。


―――――― 「ではフィネガンからの依頼で私が作戦を立案したので聞いてください」

内容は次の通りだった。
まず四方の風がそれぞれバジリカ以外の聖教会の管理区を襲撃、聖教会の戦力分散を狙ってバジリカ襲撃部隊が動く。
そして襲撃部隊はフィネガンが率いる本体とアクセルが率いる傭兵部隊、さらにメルティが傭兵を2名連れての少数潜入部隊として進軍する。
この3軍がそれぞれのルートでバジリカの最奥部を目指すというものだ。
3軍のいずれかがフレイムノヴァを奪取した時点で作戦はほぼ完了、あとは奪取した1軍を残りの2軍が全力で護衛して撤退。
作戦を聞いて最初に挙手したのはズィーガーだった。

「俺達でバジリカ以外を攻撃するわけだが陽動と悟られてはいけないわけだよな?」
「はい、そういうことですね」
「なら、徹底的に破壊して施設の物をそれぞれで奪っても問題はないか?」

ご自由に、とメルティは返した。
実際そのくらいのことをやってもらわないとバジリカに援軍が送られる可能性が高くなるため断る理由はなかった。
しかし心情的にはこのズィーガーの欲の強さに嫌悪していた。
彼はフィネガンやガイアのように理想を掲げて反乱を起こしたわけではない。いわゆる功名と一攫千金の為の便乗である。
同業者の中には彼を毛嫌いするものも多かった。
他に質問は?とメルティが聞いたところで今度はアクセルから手が挙がった。

「バジリカの襲撃についてはわかったぜ。だがよ、俺やフィネガンの旦那はともかくお前だけ少なすぎやしないか?」

もっともな意見だった。
バジリカの防衛力の高さを考えればたった3機というのは普通なら死ににいくようなものである。

「それについては問題ありません。現地で内部を調査済みの傭兵と合流しますから」
「調査済みの傭兵…ああ、あのスパイ紳士野郎か」

スパイ紳士とはソリット・ヴァイパーの同業者の呼び方の一つである。

「確かにあいつなら誰にも見つからずに内部を調べられるだろうな。俺はあまり好きじゃねぇが」
「でも彼は男が好みらしいですよ?」
「ぞっとするようなこといってんじゃねぇ!」

過去に何かあったのかアクセルが身震いして質問を終えた。
最後にガイアが手を上げて発言する。

「聖教会の戦力分散については納得しました。しかし、不仲説が流れてるとはいえ聖王国から援軍が派遣される可能性はないのですか?」
「それについてはおそらく問題はないと思いますよ。ミールの情報では聖王国の各基地が正体不明の襲撃を受けてるらしいので」

実はその基地の襲撃はミールの差し金で、実行しているのはネクストのエージェント部隊なのだがそのことはこの場ではメルティとアクセルしか知らない。
いまいち納得はしていない様子だったがそれ以上何も言わずガイアは口を閉ざした。
質問がないことを確認してメルティの背後にいる二人の傭兵が各メンバーに作戦書を配っていく。
そして作戦会議が終了すると一人ずつその場を後にする。
そして部屋にはフィネガンとアクセル、そしてメルティが残された。

「改めて思うのだが懐かしい顔ぶれだな」
「だなぁ。しかし何で傭兵業引退してこんなことしてんだよ?あんたならまだロードでいられただろうに」
「きっかけはガイアと同じくフレイムノヴァ事件だな。あのようなことを平気で実行する国と教会が許せなかっただけだ」

こう見えてフィネガンは正義感の強い人物だ。
上の者達による一方的な破壊が許せなかったのだろう。

「フィネガンさんはもしこの戦いの勝利したら王になるのですか?」
「いや、俺は王になる気はない。その時はふさわしい人物に譲って本格的に引退だ」
「もったいねぇなぁ…俺ロードの中では旦那は結構好きだったのによ」
「これも時代の流れという奴だ。俺の後進は立派にロードを務めているしな」

後進とは真紅のレイアの通り名で知られるレイア・マードックである。
大火力で武装することの多い炎のロードの中では珍しく、2本の剣による接近戦を得意としている。

「今は確か帝国の継承戦争に参加してるんだったな」
「物騒な世の中になったよなぁ。俺達傭兵にはありがたいがね」
「だけど3国で同時に内乱というのは出来過ぎてる気がしますけどね。この戦いが一段楽したら私はそちらを調べるつもりです」

真面目だねぇ、とアクセルが茶々を入れた。
パイロットとしての実力の高さとこの道徳心の高さ、そして優れた知略を備えていなければ人のロードは務まらない。
特に道徳心の高さは我の強い傭兵達の中では光・闇属性並に希少な存在であり、現在は彼女以外に務まる者はいないといわれていた。
そのやり取りの間にフィネガンはワインとグラスを用意していた。
グラスを自分と二人の前に置いてワインをゆっくりと注ぐ。
そして3人ともグラスを手に持つと、グラスを合わせた。

「どんな戦いであっても俺達3人は必ず生き残るぞ。これは誓いだ」
スポンサーサイト

<< エレメンタルガイスト聖王国編第3話「禁断の箱の破滅の炎」/1(バジリカ襲撃戦) | ホーム | エレメンタルガイスト聖王国編第2話「復讐者」/2(イクセリオ基地攻防戦) >>


コメント

聖王都&聖教会ピーンチ。
こちらの陣営も色々と画策しているようですな。
人間模様も一癖も二癖もあるようで……。
今後誰と誰が激突するのか、どのような戦いが繰り広げられるのか、楽しみですな(`・ω・´)

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。