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紫堂 圭斗

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少しずつ更新やら日記やら増やしていく予定。

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幻想入り停止中(202番目)。

エレメンタルガイストとアーマードコア、あとは友人の為の小説とか色々書いてます(現在更新停止中)。
あとは趣味レベルの絵とか(最近は主にこちらがメイン)。

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エレメンタルガイスト聖王国編第4話「革命の炎」/1(決戦前)

聖王都とバジリカの襲撃から1週間が経過した。
聖王国軍と聖教会はその戦力を大きく低下させられ、現在まで急ピッチで再編成を行っていた。
それでもまともな戦力は聖騎士団のみという状態である。聖教会はこの状況下においても未だに自身の戦力の公開を行っておらず、昔から続く協力関係に亀裂が生じていた。

何もかもが後手に回っている中、ミア・ナイツは待機命令が下されたまま特にすることもないので、各自自由行動をとっていた。





元々じっとしているのが苦手なミアは、”グライン・グニル”のチェックを終えると、まっすぐに修練場へと向かった。修練場の中央に陣取ると愛用の槍を構えて虚空をなぎ払う。
槍を振るうたびに風を切る音が響き、空気が流れていく。やがてミアは自らが起こす風の音すら耳に入らないほど演舞に没頭した。
だからだろう。ミリュウに声をかけられるまで彼女が入ってくるのに気づかなかった。

「ミアって何もないときは必ずここにいるよね」
「あ・・・ミリュウ、来てたんだ。うん、じっとしてるのは苦手でね。何もないときはこうしてると気がまぎれるんだ」
予想通りの返事を聞いたミリュウは何かを含んだ笑みを浮かべるとミアの手をつかんだ。
「じゃあそんな暇人なミアのために私が一肌脱ぐとしますか」
そしてミアの反応を見ずにぐいぐいと手を引っ張る。
ミアは混乱した頭でミリュウを呼び続けるが彼女はニコニコと手を引いて歩き続けた。

――――――

歩くこと10数分。聖王都でも有名な銘菓店に入った二人は明らかに一般客が使用することのない個室に案内された。
二人が席についてから30分、ミアの眼前には大量に積み上げられた皿と空いたスペースに広がるケーキ群、そしてそれをおいしそうに食べ続けるミリュウの姿があった。

「ねぇ・・・そんなに大量に・・・しかもデザートばかり食べて胸焼けしないの?」
「むぐむぐ・・・ぇ?何?」
「だから・・・胸焼けしないのかって」
「ぜんぜん平気だよ~。むしろ最近激務続きだったから今幸せ~♪」

話しながらも今またレアチーズケーキが1つ消費されていく。そんなミリュウの姿を見ながらまだ紅茶しか頼んでいないミアは呆れながら疑問をぶつけてみた。

「確かさ、記憶違いでなければ私の気晴らしのために付き合ってくれてるんじゃなかった?」
「もぐもぐ・・・うん、そうだよ」
「うん、て・・・自分が一番楽しんでるじゃないか!それと食べながら話をしない!」
「だったらミアも好きなの注文すればいいんだよ~。それと細かいことは気にしない気にしない」

任務中の彼女からは考えられないくらい緩みきった表情で今チョコムースを食べ終えた。
実のところミリュウは若手の騎士や兵士の間では高い人気を誇っている。任務中の清楚で落ち着きのある態度と高い容姿のレベルが彼らの心を掴んで離さないらしい。
だが、ミアのように気心の知れた間柄の前だと普段の彼女はどこへ行ったのかといわんばかりののんびり屋さんなのである。
そしてミアが一番嫉妬しているのはこれだけ大量に甘いものを食べても体形は変化せず体重も増えないのだ。

「いつ見ても納得がいかない。その猫かぶりや不思議体質・・・ファンの騎士たちが見たらなんていうだろうね?」
「心配ないよ。家族やミア以外には見せてないし」
「いや、私たちがここに入った後この部屋に大量にデザート運ばれてるの見られてるでしょう」
「大丈夫だよ~。今店内にいる人たちお客さん含めてみんな家の関係者」
「・・・」

のんびりした笑顔を変えることなく即答するミリュウ。
(今さらりとすごいこといったような・・・)
実は元も親しい間柄のミアですらミリュウの実家のことは何も知らない。
皆漠然と良家のお嬢さん程度には理解しているのだが詳しいことは団長ですら知らないという。
余談だが、ミアは今この店の入り口に密かに下げられている「貸切」の札の存在を知らなかった。

――――――

その後2時間ほど山のようなデザートと格闘し、ミア達は城に戻っていた。
支払いはミリュウの「実家にお願い」の一言であっさりと片付けられていた。
いつかミリュウの実家のこと詳しく調べてみよう―ミアがそんな決意を胸に秘めているとイルミナがまっすぐこちらに向かって走ってきた。
その表情はいつもと違いとてもあわてていた。

「騎士長、やっと見つかった・・・」
「イルミナ、そんなにあわてていったいどうしたの?」

イルミナを落ち着かせつつミアはその理由を聞いた。
そして聞き終えたミアとミリュウは先ほどまでの楽しそうな雰囲気から一変して険しい表情で作戦室へと走った。

『聖王都と総本山の周辺数箇所に該当データのない巨大な砲台が出現しました。同時に四方の風が行動を開始したんですよ!』
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コメント

こっちの物語でもミリュウは太らないのか・・・
しかもなんか怪しい権力持ってるしw

福さんの小説のミリュウが実は・・・なのに対して
こっちはまさに王道のミリュウ(本物に近い)
になってる感じですなw

ミリュウの謎が深まった……(゚∀゚)
そして四次元胃袋持ち(´ー`)
そうか……お嬢様だったのか……。
わたしの方のミリュウも、昔はお嬢様と言えなくもないような、そんな設定(笑

それにしても、ミリュウが猫被るとわたしの方は辺りに百合の花が咲き乱れますが、こちらは至極健全ですな(笑

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