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紫堂 圭斗

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少しずつ更新やら日記やら増やしていく予定。

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幻想入り停止中(202番目)。

エレメンタルガイストとアーマードコア、あとは友人の為の小説とか色々書いてます(現在更新停止中)。
あとは趣味レベルの絵とか(最近は主にこちらがメイン)。

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エレメンタルガイスト聖王国編第4話「革命の炎」/2-2(サイド・ミリュウ)

ミアがフィネガンと激闘を繰り広げている頃―

ミリュウは別方向から単独で砲台の破壊に向かっていた。
途中で立ちはだかった敵EGは普段の彼女からは想像も出来ないほど精密な射撃と斬撃によってその全てがほぼ一撃で撃破されていった。
そのまま砲台にたどり着くかと思われたが、彼女の前に1機のカスタムジャベリン―クライストが現れた。

――――――
『待て、それ以上は行かせない』
「聖王都の砲撃などさせません。大勢の民を巻き込むやり方にいったい何の意味があるのですか?!」
『君も聖騎士団に身を置いているなら気づいているはずだ!今の聖王国は教会の暗部によって侵食され、腐敗している。もはや普通の方法では治療すら出来ないほどに…』
「ならばその元だけを取り除けばいいはずでは?これではただの…」
『大量殺人…だろうな。だがこの国を変えるためにはそれだけではダメなのだ!あの人はそう教えてくれた!』

ミリュウがあの人の正体を問おうとしたときクライストが正面から突っ込んできた。
ガイアは槍による接近戦での決着を望んでるようで、お互いに遠距離攻撃のない決闘とも呼べる戦いとなった。
流石に元聖騎士だけありガイアの槍術は凄まじかった。
それに加えて今日まで数多く経験してきた戦いが彼を騎士ではなく戦士として強くしていた。
互いに高速で移動しながら数回打ち合った時、ミリュウは再び疑問をぶつけた。

「あの人とはいったい何者ですか?その人物が貴方に何を吹き込んだのですか?!」
『名は知らない。ただ彼女は自分を調停者と呼んでいた。この世界の全ての腐敗を監視し、取り除く者だと。そして真相にたどり着いた私達こそ立ち上がるに相応しいと言ってくれた』

その時、ミリュウの脳裏にあの時の未確認EGの姿が浮かんだ。
謎の言動と行動を残して消えていったあのEGを。

『だからこそ負けられない!この作戦は必ず成功させてみせる!』

自らの信念を貫いて戦うガイアを前に、ミリュウは本気で戦うことは出来なかった。
彼の言うことも間違っていないと知っていた。だが最も大きな理由は罪悪感によるものだった。
なぜならばミリュウは目の前のガイアだけでなく親友のミアを含めた聖騎士達全てを欺いているのだから。

『やれやれ…長い潜伏任務で情でも移りましたか?貴女らしくもない』

突如割り込んできた通信と同時に飛んできた一撃がクライストの四肢を容赦なく貫き、破壊した。
間を置いて漆黒のEGが数機、ミリュウを取り囲むように現れた。

『その機体…あの時の!?まさか貴様ら…』
『結局貴様ごとき一騎士では神の代行者たる我々の崇高な意思は邪魔できないということだ。己の無力さを呪いながら逝くがいい』

胴体のみとなって落下するクライストは漆黒のEG達による集中砲火で撃破された。
そして漆黒のEGはそのままミリュウに向けて銃を構えた。

『ミリュウ”執行官”、時が来ました。我らと共に総本山へお戻りを。その機体は爆破してカムフラージュに使います』

こちらに、と続けて空いた腕をコックピットの前に持ってくる。
乗れという事らしい。

「わかりました。本来の任務に戻りましょう」

教会の使者に返事をするとコックピットを開けて漆黒のEGに乗り移る。
ミリュウの搭乗を確認すると彼らは一斉に砲撃を開始し、ミリュウの乗っていたランサーを破壊した。
(ごめんなさい…)
遠ざかってゆく戦場を見つめながらミリュウは心の中で詫びる事しか出来なかった。


――――――


暗い気持ちを抱えたままミリュウは総本山への到着を待っていた。
あの後ドーム状の爆発が起こったものの聖王都は無事に残っていたので作戦は成功したらしい。
沈黙に耐えられなくなったのか、同乗している教会の使者がミリュウに話しかけてきた。

「執行官、どこか具合でも?」
「いいえ、体調は問題ありません。それよりも私への帰還命令はいったいなぜ?」
「なんでも総本山で開発中だった新型機とスタブソードの生産が完了したということで例の計画を実行に移すのだとか」

例の計画というのは一言で言えばクーデターである。
聖王国軍と四方の風の衝突によって両者が疲弊したところに、聖教会の全戦力をもって各重要機関を占拠し、聖教会主導の神権国家を作り上げようというのだ。
実際のところ王家の政治を裏から支配したり密かに遺産技術を発掘したりと下準備は順調に進んでおり、あとは共倒れを待つのみというところだった。

(どんな手段であれ戦争が終われば…)

今のミリュウには聖教会の理想を信じるしか道は残されていなかった。
そしてそれはもうじき叶う…はずだった。
一つの通信がその理想すら打ち砕いたのである。

『こちらゴスペル本隊。ミリュウ執行官の回収は完了しているか?』
「はい、今自分の隣におります。もうすぐ総本山に到着できると思いますが」
『急ですまないが合流ポイントを変更する。場所はデータを送っておくので確認してくれ』

突然の通信、しかも総本山からではなくゴスペルが直接伝えてきたことに疑問を抱いたミリュウは、通信が切れる前に問いただした。

「合流するなら総本山でよいはずです。なぜ変更されるのですか?」
『…残念だがもう総本山は存在しない。メギドの一撃を受けて跡形もなく消滅した』
「そんな…総本山は聖教会最高の戦力が終結しているのに…」

その後の説明で、自分達と同じ事を計画していたミールインダストリによって聖教会は壊滅的な打撃を受けたのだという。
そしてミールインダストリはそのまま聖王国軍も襲撃し、四方の風との戦闘で余力のなかった彼らはあっさりと敗北した。

『そういうわけだから君達は合流ポイントまで移動し本隊と合流してくれ』

重たい空気がコックピット内を満たしていった。
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コメント

Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
ミリュウ執行官!?
何か、凄いことにナッテル!
流石(?)ミリュウ。ただのポケポケ娘ではなかった(笑
でも、何やらこちらでもきな臭くなっていたようで……。
果たしてミリュウのこれからの行動は? 心は?
これは目が離せませんな!

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